2012年5月5日土曜日

[第4回: 最終回] コンプと歪み系エフェクターの並びってどういう順番にしますか?

今回で、このネタは最終回です。
まずは、これまでの内容はこちらを。

第1回:始まり
第2回:コンプの原理
第3回:歪み系+コンプ接続時の波形イメージ
番外:歪みの原理

ここで使うケース1、2は、コンプと歪みの接続順序を言っていて、こちらが前提となってます。


ケース1:ベース→歪み系エフェクター→コンプ

ケース2:ベース→コンプ→歪み系エフェクター



ひとまず、下記のセッティングで弾いてみることにしました。

・ベース:Rickenbacker 4003
・コンプ:EBS Multi Comp
・歪み系エフェクター:Aguilar Tone Hammer(プリアンプ)
・シールド:Ex-pro FA
・パッチケーブル:Ex-pro PC

エフェクターはこのような設定です。

USB/IF←←ベース
プリアンプでMiddleをやや歪ませました。
コンプはどちらも12時ぐらいかなぁ。
右からベースのInputが来ていると思ってください。



コンプの効果を明確化したかったので、何となくパッシブベースが良いと思い、リッケンにしてます。
私が持っているうち、音の減衰がほとんどなく(音やせ防止)、ナチュラルな音を伝えてくれるEx-proのシールドとパッチケーブルを使ってます。


このセッティングで収録した映像です。



演奏順は、以下の通りです。
波形はAbletonのLiveというDAWの画面をキャプチャしたもので、横軸は時間で、縦軸は音量です。


① ベースのみ  (0:00 〜 0:12)

② ベース→Comp (0:13 〜 0:25)

③ ベース→PreAmp (0:26 〜 0:39)

④ Case1: ベース → PreAmp → Comp (0:40 〜 0:56)

⑤ Case2: ベース → Comp → PreAmp (0:57 〜 1:14)

①とくらべると、②、③で弱い音が増幅され、粒がそろってるのが見れます。
③の方が、②よりも音の粒がそろっているように見えるのは、単にGainが強いだけかと思います。

で、肝心のCase1(④)とCase2(⑤)は、並びを変えているだけです。
でも、これを見ると、おそらく⑤の方がPreAmpの影響が大きく見えているように思われます。
原型に近い波形は、明らかに④のCase1ですね。
⑤の方が、粒がそろっているように見えますが、Gainが大きいだけで音が歪んでいると思います。
でもって、ホワイトノイズも増幅されているはず。


前回のブログ「第3回」の理論と、マッチしていることが分かります。
エフェクターやベースの抵抗の違いでと思ってますが、若干、理論通りにいっていない所がありますが、概ね合っているようです。
あぁ、考えが間違ってなかったようで良かった・・・
( ̄▽ ̄)V


私の理論上だとCase1を気に入るはずでしたが、気に入った感じで歪んだのはCase2でした。
難しいですね・・・


ということで、このネタはおしまいです。
どうも、ありがとうございました。
(^^ゞ



さて、今回の企画はどうでしたでしょうか?

ちなみにこのネタ、なんで考えついたのかというと・・・




こいつが気になって、しょうがなかったからです!!


Aguilar TLC Compressor!!




ただ、それだけです。

いろいろと考え尽くしたあげく、MultiComp使いこなせるようになるまで、当分は、いらないかなぁ・・・
┐('〜`;)┌

2 件のコメント:

  1. おー参考になりました!

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  2. そう言ってもらえると、うれしいです。
    どうも!

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